いのるの語源は
「意」を「宣せる」こと
自分の意志をしかるべき場所で宣言することを意味するとあります。
神社仏閣などで祈るというのは、お願いをする場というよりは、
これからご自分が行っていくこと、挑戦したいことを宣言する場ということになります。
お願いだけでは依存の精神になります。
宣言することは主体が自分にあり、その加護をいただく
ここは物理次元のため、自分で行動していくことで、神仏や高次の存在からのサポートが入ってきます。
そしてもう一つの「祈り」の意味は「感謝」です。
「神恩感謝」という言葉がありますが、
日々に感謝すること、参拝の機会に感謝することを言いますが、
これは「今」に感謝することに通じるのではないでしょうか。
神道には「中今」という言葉があります。
今この瞬間をさして、時間的、空間的な意味を複合的に持ちます。
スピリチュアル的にも今に生きるという言葉がある通り、
今の積み重ねによって、未来が創造されていくと言われます。
今に感謝が向けられるということは、
その次の今も感謝できる今が訪れる。
どこに意識が向いているか。というあらわれだとも言えます。